スタッフインタビュー K.A.さん

入所1年目、簿記論・財務諸表論・消費税に合格
大学院在学中
現在の業務内容と担当している仕事について教えてください。

法人・個人のお客様を担当し、月次処理、決算書・申告書作成、消費税判定の業務に携わっています。入所から半年の間に、年末調整、相続税、譲渡所得、贈与税(相続時精算課税制度)、資産税の申告書作成業務も経験しました。

また、ITが得意なので、クラウド会計ソフト(弥生会計NEXT、マネーフォワード)の導入サポート、顧問先の増加に伴う事務所内の業務進捗管理も積極的に行なっています。

応募のきっかけ、入所を決心した決め手は?

これまでは税務とは直接関係のないキャリアでした。税理士試験への挑戦をスタートし、簿財と消費税は合格し、相続税と法人税も一通り勉強しましたが、最終的には大学院に進むことを決めました。並行して実務経験も積みたいと思い、税理士事務所での勤務を希望しました。

大学院との両立が必要な私にとって、勉強時間や授業やゼミの日程を確保できる環境は非常に重要でした。当事務所での面接の際に、試験勉強への理解が深く、資格取得を積極的に支援してくださる方針であることを伺いました。実際に、定時退社を推奨されており、残業は希望制であること、勤務スケジュールは事前に調整して都度決めることができることは大きな魅力でした。

また、未経験の私にとって、どのような実務経験が積めるのかは非常に重要なポイントでした。面接時に、法人・個人事業主の記帳代行、決算、資産税から国際税務まで、幅広い業務に携われると説明されましたので、あえて小規模な事務所で、一連の業務の流れを早期に経験し、実践的なスキルを多角的に習得したいと考えました。

ITツールやクラウド会計の導入にも積極的で、新しい技術を学びながら業務効率化にも関われる点、シンプルできれいなオフィスのレイアウトと、各人の机が大きく、デュアルディスプレイが設置されていることはかなりウエイトが高いです。

入所後はどのようなステップで仕事に慣れていきましたか?

入所から3ヶ月目くらいまでは、基礎の習得と事務所業務の理解がメインでした。まず、事務所内のルールやお客様情報の管理方法、使用する会計ソフト(弥生会計、マネーフォワード、freee)や業務システム(MyKomon)の基本的な操作方法について説明を受けました。

事務所代表や先輩スタッフについてOJT形式で業務の流れを学び、証憑の整理や単純な申請書の作成、会計ソフトへの簡単なデータ入力、各種資料のファイリングといった基本的な事務作業から担当しました。その際、作成したデータや書類は、先輩スタッフや事務所代表が確認し、フィードバックがありました。

その後、定型業務の実践と応用も始まりました。入所前に国税4法の知識があったため、比較的処理が定型的なお客様の法人税/消費税の申告書の作成にもチャレンジさせてもらいました。受験勉強で学んだ知識が役に立つことを実感してうれしかったです。年末調整、所得税の確定申告書作成も経験しました。

現在では、数社の法人のお客様と個人のお客様の月次処理を、主担当として任されています。最終的な税務判断や申告書のチェック・承認は全て事務所代表である税理士が行いますが、そこに至るまでの資料準備、データ分析、論点整理など、より専門的な知識と思考が求められる業務にも挑戦しています。お客様からの電話やメールでの簡単なご質問に対しては、代表に確認の上で一次対応をすることもあります。

試験勉強と仕事の両立は、どのような状況ですか?

基本的に、先輩スタッフがマンツーマンに近い形で、実際の業務を通じて丁寧に教えてくれました。「まずやってみせて、次に一緒にやって、最後に一人でやらせてみる」というステップで、無理なく業務を覚えることができました。

わからないことや疑問点は、どんな些細なことでも遠慮なく質問できる雰囲気です。事務所代表も先輩スタッフも、忙しい中でも必ず時間を作って丁寧に答えてくださり、理解できるまで説明してもらえるので、安心して業務に取り組めます。

私が作成した書類やデータは、必ず事務所代表が最終確認を行いますし、的確なフィードバックがあります。税法解釈のポイントや、お客様への説明の仕方など、実務に即した具体的なアドバイスは大変勉強になります。
また、年末調整、確定申告等の前には、事務所内研修かあります。また、事務所で契約している研修動画はスタッフ全員がいつでも無料で視聴できますので、各自のペースで勉強することもできます。

私の習熟度や理解度に合わせて段階的に業務範囲が広がり、無理なくステップアップできるよう配慮してもらえていると感じています。

試験勉強と仕事を両立する上で、どのような工夫や制度の活用をしていますか?

事務所全体が「受験生を支える」ことに理解があり、定時退社が推奨されています。休みも自由にとることができます。そのおかげで、平日の業務終了後に大学院のオンライン講義の視聴や、資料収集など論文準備の時間を確保することができています。集中講義やゼミで平日に動く必要がある時も、事前相談の上で出勤日程を無理なく調整できます。

業務で触れる内容が大学院での学びと重なる場面も多く、実務と学問がリンクして理解が深まる感覚は、モチベーション維持にもつながっています。

今後の目標を聞かせてください。

目標は、2年以内に税理士登録を果たすことです。その後は、一般企業での経験や自身のITスキルも活かし、お客様の経営課題の解決や業務効率化に貢献できるようなサポートを提供したいと考えています。

受験や大学院での研究と仕事との両立を考えている方へのメッセージをお願いします。

とにかく学習時間の確保が最優先になりますので、職場が資格取得に対して協力的であるか、柔軟な働き方が可能か、精神的な支えがあるかといった点が、両立を継続する上で非常です。事務所訪問や面接の際に、そうした環境であるかを見極めることが大切だと思います。

また、どうしても長い戦いになりますので一人きりで努力し続けるのは難しいと思います。「何のために頑張っているのか」という目標を常に意識し、自分が今どこまで到達できているのかを直視し続ける必要もあります。同じ資格を目指す仲間、同じ道をたどってきた先輩たちと状況を共有して、苦しみを理解してもらい、アドバイスを受けることが、モチベーションの維持につながるかと思います。どうかくれぐれも、一人で悩まないようにしてください!

それでも、思うように勉強時間が確保できなかったり、仕事との両立に疲れてしまったりすることもあるかもしれません。どんなに心が強くても思った通りにできないことはあります。完璧には頑張れない自分も許してあげながら、でも1問だけやろう、1題だけでも読もう、と、少しでも前に進もうとする気持ちが大切かと思います。

この事務所では支え合える環境が整っており、「一人でがんばらなくていい」職場だと感じています。勉強も実務もどちらも大切にしたい方、ぜひ一緒に働きましょう!

税理士資格の取得を目指しながら業務経験を積めることに魅力を感じると語るスタッフK.Aさん

スタッフインタビュー C.S.さん

入所2年目
日英バイリンガル、簿記3級
現在の業務内容と担当している仕事について教えてください。

私は、英語での対応が必要な外国人・外国法人のお客様を中心に担当しています。記帳代行、決算書作成を英語で行なう他、外国人のお客様との面談には、オンラインを含めて必ず同席し、税理士である事務所代表のサポートをしています。お客様の国籍・業種はさまざまでとても興味深く、やりがいを感じています。

当事務所に応募したきっかけ、入所を決心した決め手は?

出産前は、外資系企業の役員向けビザ手続きのサポートなど、英語力を活かした業務に携わっていました。出産を機に退職し、しばらくは育児に専念していました。その後、しっかりと子育てをしたい気持ちと同時に、社会とのつながりを持ちたい気持ちも強くなっていきました。上の子が幼稚園に入ったのを機に、育児とも両立できる仕事を探し始めました。

経理・会計の実務経験はありませんでしたが、簿記3級の資格は持っていたのと、英語力を評価され、週3日かつ、子どもたちの園への送迎を前提にした短時間という条件で入所しました。

実際に働いてみて感じたことやギャップはありましたか?

入所してすぐに、外国人のお客様との面談に同席しての通訳や、会計ソフトの入力業務を担当しました。この事務所のスタッフは、開業以来、全員が会計業界未経験で入所しています。私もまた未経験でしたので、事務所内でのスタッフ研修の他、業務時間中に自由に見られる研修用の動画で自分でも勉強しました。最初は、会計・税務用語がわからず、心配になることもありました。一年が過ぎて日々の業務のパーツ同士のつながり方が見えたことで、初めてその面白さを感じられるようになりました。

英語については、メールのやりとりや打ち合わせで出てくる分からない単語を調べながら、事務所代表の応答から実際的な対応の仕方をひとつひとつ学んでいきました。

育児と仕事の両立や、英語力を活かせる場面について教えてください。

事務所代表も他のスタッフも、子育てに理解があります。また、この事務所には、スタッフ間にお互いの違いや個性、得意分野を尊重する、自由な雰囲気があります。子どもの成長にあわせて、最近は徐々に勤務時間を伸ばしています。

事務所代表の英語力が日常会話レベルですので、英語でのコミュニケーションを希望されるお客様との面談には必ず同席します。込み入った話になったときには、お客様のお役に立てているなと実感しています。書類の提出依頼や面談のアポとりはメール・WhatsApp上で、英語で行なっています。その他、会計入力の時も、お客様によっては、英語表記などの対応をしています。

今後の目標や、同じような状況にある方へのメッセージをお願いします。

いつか必要とされなくなる時までは、子どもたちの成長をすぐそばで見守ることが、わたしにとっては一番大切なことです。この事務所での今の働き方は、自分には合っていると感じています。子育てにしっかりと向き合いながら、「英語×会計」という専門性を高める努力を続けることで、しっかりとしたキャリアの基礎を築くことが目標です。

海外の方からの新規のご相談・ご依頼は、増え続けています。これから日本の会計業界も、たとえ札幌のような地方都市であっても、英語力が求められる場面が今以上に増えていくのではないかと思います。

オフィス風景

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