持続化給付金 家賃支援給付金 申請サポートセンター体験記

新型コロナウィルスの影響で、経営がピンチ!という事業主のみなさま。すでに給付金の申請はお済みですか?

私は先日、「持続化給付金」https://www.jizokuka-kyufu.jp/と、「家賃支援給付金」https://yachin-shien.go.jp/の2つの給付金の申請サポート会場に、申請者の付き添いとして行って参りました。

実は今まで、ほとんどのお客様の持続化給付金の申請のお手伝いは、

①新規に作成する必要がある書類をこちらで作成、メールで送付。

②過年度の申告書など、すでにお客様がお持ちの他の必要書類を、電話で一緒に確認。

③給付金のサイトをお知らせして、お客様ご自身でオンラインで申し込み。

④申請からしばらくたって、「お金振り込まれました!!助かりました!」と嬉しいご連絡を頂く。

という流れで行っていました。

しかし、今回私が付き添ったお客様は、フランス人(日本語の日常会話OKな方)。借りている不動産物件が2件。2019年に会社を設立されたので、いずれの給付金も「創業特例の適用」。一般的なケースに比べて難易度高めでした。

日本人でも解読が困難なマニュアルにはお手上げとのことで、通常より更にきめ細やかなサポートが必要と判断しました。

ところでこれらの給付金の申請は、税理士でも代行することはできません。経営者本人か、その会社の従業員が申請する仕組みです。また、申請してから振り込まれるまで、持続化給付金は2週間以上、家賃支援給付金は4週間以上。もし、間違いがあると、もう一度申請して、再度同じ期間待たなくてはいけません。

今回のお客様は、ご依頼頂いた時点ですでに資金繰りが厳しい状況でした。最短で確実に給付金を受け取って頂きたかったので、事前にこちらで書類をそろえて、お客様とご一緒に申請サポートセンターに行くことにしました。

2つの給付金の申請サポートセンターはどちらも、「自宅にPCなどの環境がない方」、「自分でオンラインで申請するのが難しい方」のために、全国各地に設置されています。完全予約制のため、事前に電話かオンラインで予約をして、必要書類をもれなく準備してお出かけください。

【持続化給付金】札幌パークホテル(中島公園)

https://www.jizokuka-kyufu.jp/support/

「密を避けるために、原則一人で来るように。」とホームページに書いてあったので、事前に電話で、外国人のお客様に税理士が付き添う旨を連絡して了解を得ました。予約時間より30分前に到着しましたが、会場内はすいていて、すぐに対応してもらえました。

受付でアルコール消毒。おでこの検温。身分証明書や持参した書類を提出。2019年創業特例のため、係の方も少し戸惑われましたが、ベテラン風の方もサポートしてくれて、おおむね順調。20分くらいで全部の書類を提出完了。係の方に「こちらで書類をスキャンして、申請情報を登録します。30分後に戻ってきてください。」と言われて一旦部屋を出る。

パークホテルのロビーのソファーで、優雅に楽しくお客様とお話しながら30分経つのを待って、再び会場へ。再度アルコール消毒して着席。係の方が入力してくれた内容に間違いがないかを2人でPCの画面上で確認。最後にお客様本人が「申請」ボタンを押して完了。みなさん親切でした。有難うございました!

ホテルを出たら、15時少し前でした。え?1時間半もかかった!? あわてて地下鉄で持続化給付金の申請会場に向かう。

【家賃支援給付金】TKP札幌ビジネスセンター(札幌駅9番出口直結)

https://yachin-shien.go.jp/support/index.html

HPには、10分前集合と指示がありましたが、ぎりぎりに飛び込みました。(15分以上遅れたら自動的にキャンセルになるそうです。お気を付けください。)

受付でアルコール消毒。おでこの検温。こちらもすいていて、すぐに着席。係の方もみなさん親切。2019年創業特例のため、またもやベテランスタッフが応援してくれて、こちらも若干説明を要しましたが、おおむね順調。「こちらで、書類をスキャンして情報登録しますので、しばらくこちらでお待ちください。」といわれて待つこと30分。

パークホテルのようなロビーはないけれど、会場内の椅子に案内される。水を買ってきて飲みながら、お客さんと楽しくおしゃべりしているうちに呼ばれる。

また、先ほどの持続化給付金と同じように、画面チェックのあと、「申請」ボタンをお客様が押して完了。15時半~17時少し前までかかったので、こちらも1時間半でした。

2つの給付金のサポートセンターは、会場の設営、事前に準備する資料のフォーマット、PCの画面の情報の並べ方も、全部そっくり。先行でスタートした持続化給付金のノウハウが、そのまま家賃支援給付金に生かされている感じ。

暑い日に2件をはしごして、お客様も私も疲れましたが、これで、数週間後にはまとまった金額がお客様の口座に振り込まれると思えば、疲れも吹き飛びます。

申請の方法がわからない方のための問い合わせ先などは、それぞれの給付金のHPに出ていますので、自力でできる方は、頑張って下さい!!

でも、もし、お手伝いが必要な方は、どうぞお声かけ下さい。私の業務も、現在混みあっており、少しお待ち頂くかもしれませんが、給付金の申請に必要な確定申告が完了されている方の給付金の申請のサポートは、無料で行っています。申告が必要な方は、申告書の作成にかかる費用はご請求しますが、給付金の申請のところは無料でサポートします。

困ったときはお互い様です。一緒にこの難局を乗り越えていきましょう!