かんぽ生命保険は外国に住んでいると受け取りが大変!

今日のお題は、郵便局の  かんぽ生命の生命保険

契約されている方も多いと思います。

受取人が海外に住んでいると、受取がとても大変!

ということをご存知ですか?

日本で亡くなった方の相続税の申告のことで、海外在住のご遺族の方とzoom面談をしたときに、

かんぽ生命から、保険金受取のために日本に行かなくてはならないと言われた。ずっと海外で生活しており、コロナ禍なので、まだ保険金を受け取っていない。」とおっしゃるので、

ちょっとびっくりして、何か方法がないかと、私からもかんぽ生命に問い合わせましたところ、「受取人が来日」するか、以下の「代理人を立てて頂ければ」支払えますとのこと。

①受取人が、日本に住んでいる人を代理人として指定する。

②受取人が、代理人を指定するための書類をかんぽ生命に郵送する。

③かんぽ生命が、指定された代理人に金券を渡す。

代理人が金券を現金に換えて、保険金受取人に送金する

最初は、じゃあ、代理人方式で!と思ったのですが、よくよく聞いてみると、

上記①の代理人方式は、受取人が、複数の書類を準備して、その国の日本大使館か領事館で本人のサインを確認する書類を作って、「郵送で」かんぽ生命に送らなくてはならないとのこと。

大使館か領事館が近所なら良いのですが、必ずしも近所にあるとは限らないので、書類を整えるのは大変です。

遺産分割などで、ご親族ともめている場合は、例え身内の方でも代理人など頼みたくないということもあり得ます。

そもそも、高額な生命保険を「金券」→「現金」で代理人が受け取って、海外送金するという謎ルール。

さらに、海外からの重要なお手紙(書類)は、オンラインでの書類のやりとりはNGだそうで、「郵送で」。

この時代に、しかも、コロナ禍に!?😷😷😷

税理士としては、受取金額だけでも、申告期限までに知りたいところ。

電話で問い合わせたところ、「ご本人なら教えられる」とのことでしたので、ご遺族にお願いして、かんぽ生命に電話して頂いたのですが、

「万一、借入金があった場合は、利息も計算しなくてはならないので、受取金額は、実際に支払うまでは、例え本人に対してでも教えられない。」と言われたとのこと。

事前に、かんぽ生命の担当者に何回も確認したのに・・・

もう、お客様に平謝りです。つらいです・・・。😭😭😭

他の保険会社は、びっくりするぐらい高額な保険金でも、外国の口座にさくっと送金してくれたのに・・・。

かんぽ生命の営業担当の人は、契約のときに、受取のことまで説明されたのかしら・・・。

契約書上の受取人は、外国生まれ外国育ちの方ですよ・・・。お名前見たらわかるレベルの。

どうぞみなさま、保険を見直されるとき、加入されるとき、受取の条件もよくご確認くださいませ。

💧💧💧