世界レベルのレースに、息を飲んだ一日 ― ニセコクラシック2026 観戦記
当事務所は「2026 UCIグランフォンド世界選手権ニセコ(通称:ニセコクラシック2026)」に協賛しました。ここでは協賛者としてではなく、私が一人の観戦者として現地で感じたことを、率直に綴ってみたいと思います。
公道で行われる自転車ロードレースを間近で観戦するのは、これが初めてでした。しかも世界レベル。たいへん贅沢な”観戦デビュー”だったと思います。

世界中のさまざまな国から予選を勝ち抜いた選手たちが集まり、年齢は20代から、なんと80代まで。男女それぞれのカテゴリーがあり、実に幅広い顔ぶれが揃っていました。
まず驚いたのは、タイヤの細さ。そして、スピードの速さです。「これ、本当にエンジンを積んでいない自転車なの……?」と、何度も目を疑いました。スタート地点からすぐのコーナーを、何十台もの自転車が一斉に車体を倒して駆け抜けていく——その光景のあまりの美しさに、思わず息を飲みました。

上り下りのある(獲得標高は2500メートル超とアナウンスされていました)山岳コース。140キロ(または80キロ)という長い距離。老若男女が懸命にペダルを漕ぐ姿に、胸を打たれました。コース終盤のコーナー(スタートを見送った後は、交通規制が始まる前にHANAZONOエリアに移動して観戦しました)で、大きく手を振り、カウベルを鳴らして応援していると、何人もの選手が笑顔を返してくれたり、「Thank you!」と応えてくれたり。そのたびに、胸が熱くなりました。
同じホテルから、少し緊張した面持ちで出発していく選手。
途中で転倒し、まだ新しい生々しい傷を負いながらも、走っていく選手。
足がつってしまい、自転車を降りて自分でマッサージをし、また走り出す選手。
自転車の不調でサポートカーを待ちながら、自分で調整をして、ゆっくりと再スタートを切る選手。ああ、みなさん、本当にすごい。
海外からいらっしゃった選手、チーム、帯同の家族や友人のみなさんは、レースを、ニセコを、そして日本を、楽しんで帰っていただけただろうか。道外から参加した日本人選手は、北海道をニセコを楽しんでくれたかなぁ。

そして、忘れてはならないのが、先導車やサポートカー、撮影バイクを操るスタッフの皆さんです。その運転技術の見事さにも、すっかり見とれてしまいました。
白バイ警官のように華麗なライディングテクニック。撮影バイクのタンデム後部に乗る方の、乗り慣れた身のこなし。どれも惚れ惚れするものでした。若い頃、夫や友人とオートバイに乗ったこと、サーキットへレースの応援に出かけたことを、懐かしく思い出しました。
そして手際よく準備、後片付けをされた多くのスタッフ、警備、交通整理のみなさん。素晴らしい大会を開催してくださって有難うございました。
かっこいいポスター、パンフレットやグッズのデザイン制作のみなさんも、おつかれさまでした。
世界選手権という大きな舞台でありながら、どこか温かく、アットホーム。夏のニセコで過ごしたこの一日は、忘れられない時間になりました。来年以降も、この素晴らしい大会が地域とともに続いていくことを、心から願っています。


